伊賀焼
伊賀焼とは何か?
伊賀は、伊賀焼と呼ばれる陶器の産地です。
伊賀では、良質の土と豊富な薪がとれ、古くから陶器が焼かれていました。
古伊賀
17世紀のはじめ頃、伊賀焼は、茶の湯(茶道)の道具として利用されていました。
花入れや水差しなどが代表的なものですが、それらは「古伊賀」と呼ばれています。
古伊賀は、日本独自の美意識である「わびさび」を表現します。
それは、整ったものではなく、歪んだ美しさです。
高温の灰が、緑がかったガラス質となって、垂れ下がる形。
炎による焦げや、裂けたように見える表現などに、その美意識が現れます。
現代の伊賀焼
18世紀の中頃からは、日常で使うお椀などの食器も作られるようになり、現在では、土鍋なども人気の商品となっています。
荒々しく素朴な雰囲気が魅力の伊賀焼は、国から伝統工芸品として指定されています。
伊賀焼にふれる
伊賀焼の里 丸柱と、伊賀焼伝統産業会館
伊賀市丸柱は、伊賀焼の里として知られており、様々な窯元が点在しています。
丸柱にある伊賀焼伝統産業会館では、伊賀焼の展示・販売のほか、作陶体験もできます(予約が必要です)。
三重県伊賀市丸柱169-2
伊賀焼振興協同組合 Webサイト ※日本語のみ